新政権「100日計画」の成果を発表
ミャンマー新政権が発足して100日が経過した8月、各省庁がメディアに向けて続々と成果を発表した。
会計検査院
4つのプロフラムが実施されたうち2つは以下の通り。
・ 7月9日、10日ヤンゴン国立劇場にて会計監査フェアを開催
・ 民間向けの国際財務報告基準ついて、報告書の出版準備
連邦公務院
・ 法律や規則の発効、院組織および人事院中央研究所の教授方法改革、コースカリキュラム見直しと教授細則の作成
・ 公共研究所の設立準備、人事院中央研究所下2組織の名称とロゴ変更ならびに教職員の再訓練コースの廃止
労働・移民・人口省
13のプログラムが実施された。
・ 7月、パテインとシットゥエの2カ所に移住人材センターを開設。162人のミャンマー人労働者が6つの訓練コースで資格を取得
・ 8月26日までに、国内各地に住む7957名に国民認証カードを発行。ラカイン州では2223名にカードを発行
・ 619名をブラックリストから削除、うち248名がミャンマー国籍、371名が外国籍
司法長官室
・ 55法案のうち52法案について法的アドバイスを実施
・ 130の契約・協約に法的アドバイスを実施
・ 38の法律のうち24法を英語翻訳
国家顧問省
・ コフィ・アナン前国連事務総長をラカイン州人権専門委員会の委員長に任命することについて、決定の手前の段階まで進める
・ 政治囚83名を赦免。裁判所は政治に絡んだ起訴を取り下げ
・ ミャンマー・ピース・センターを国家和解平和センターに変更。ラカイン州平和安定開発実行中央委員会を設置
・ ヘイトスピーチ法案作成、国家平和プロセスに全団体が参加できるよう政治的対話の枠組みを改革
・ イラワジ川水力発電ダム事業再検証委員会を設置
・ 当資金・開発援助提供各国や組織を調整するためのメカニズム確立に向けて話し合いを実施
健康スポーツ省
100日計画で定められた31プロジェクトのうち、72パーセントが完了している。
・ 新たに医師1768名と歯科医師84名の承認を政府に要求
・ 農村地域のプライマリヘルスケア(*)実施のために、コミュニティクリニックを開設し学校での保健教育を開始
・ 災害からの復興や対策の見直し
・ ワクチン接種の普及と、特に5歳以下の子どもへの新しいワクチン供与準備
・ 5カ年計画の草稿が完成
*プライマリヘルスケアとは、「すべての人々に健康を」を目標に掲げ、地域住民が主体となり医療・予防活動・健康増進を図るアプローチのこと
ホテル・観光省
・ 観光関連人材開発プログラムを実施、ホテルや観光ガイドへライセンスを発行
・ ライセンス料を緩和し、インターネットでのライセンス申請が可能
・ フェイスブックを通してバガンの地震について国民に注意喚起を実施
少数民族省
・ 少数民族の権利を守るために新設された省。9月16日に完成予定(現在90パーセントは完成)
(Global New Light of MyanmarよりJMSA抜粋・翻訳)
ヤンゴン市の交通違反取締、より厳しく
ヤンゴン管区交通局は、9月1日から交通違反の取り締まりを強化すると発表した。のマウンアウン書記官によると、「今回の取り締まりの強化は市内の交通渋滞を解消する手段のひとつ」として始められ、違反者へは法的手段を取ることもある。
ヤンゴン市内の車の台数は2011年10月に車輸入規制が緩和されてから激増し、渋滞により移動にかなりの時間がかかるようになっている。
マウンアウン氏によると、交通違反者に課される罰金は最低5万チャット(4260円)に増額され、渋滞を引き起こす原因の一つとなる幹線道路での違法駐車も対象に含まれる。
同氏は、「将来には、交通警察が一般市民から交通違反の連絡を携帯電話のテキストメッセージ、写真やビデオなどで受け取り、ただちに対処できるようにする」と述べている。コンピューターによる交通制御が行われれば市内渋滞の40パーセントは解消され、主要な交差点へ360度監視カメラを設置することで安全性も高まることが期待される。
(The IrrawadyよりJMSA抜粋・翻訳)
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