2016年10月30日日曜日

ミャンマーのニュース(2016年10月28日)

IFC  ミャンマー観光事業に投資

世界銀行グループのメンバーである国際金融公社(IFC)は、ミャンマーのホテル業界最大手ユナイテッド・インターナショナル・グループ(以下ユナイテッド)に、最大で1350万米ドル(約14億1148万円)にのぼる貸付けを行う。ユナイテッドのサービス事業拡大を押し進める狙いだ。

ミャンマーへの外国人観光客は、2011年の80万人から2015年には400万人以上に急増。しかし、品質の良い宿泊施設の供給が追いついていない。

IFCの株式転換貸付により、アマタリゾートチェーンを運営するユナイテッドは、ミャンマー最大の観光地、バガンとインレーに新たにホテルを建設する。 商業都市ヤンゴン以外で、アマタがサービス業関連インフラへの高い需要に応えるようになることで、観光業界を刺激する効果がある。

ユナイテッドはビジネス拡大にむけて、これまでにもホテル観光関連事業のパートナーとしてミャンマーや周辺国で実績のあるIFCの協力に大きな期待をよせる。

IFC執行副社長兼最高経営責任者(CEO)は「観光産業は、経済成長と雇用創出に大きな役割を果たす。IFCは、ミャンマーの貧困削減につながる持続可能な観光産業促進のプロジェクトに取り組む」と意欲を示した。

ミャンマー経済の要の観光産業は、2014年のGDP(国民総生産)のうち、30億米ドル(約3135億円)を占めている。2025年までに年率8.4パーセントの成長と200万人の雇用創出が期待されている。

(Mizzima よりJMSA 抜粋翻訳)


輸入規制で自動車販売店 閉店へ

ミャンマー政府による、厳しい自動車輸入規制により、一部の自動車販売店が閉店に追い込まれている。商務省の発表によると、10月時点でおよそ20の販売店が閉店を申請した。

ヤンゴン自動車管理委員会は、2016年末までに自動車販売店の店頭に並ぶ、自動車台数を削減することを目的とした輸入規制を実施。

対策の一つとして、ディーラーをヤンゴンのダウンタウン密集地から閉め出す目論みで、販売店やショールームは、広さにして2000平方フィート(約186平方メートル)を有することと定めたが、現実的でないと非難が集中し、その後ショールームは1400平方フィート(約130平方メートル)に変更になった。

また、既存の販売店について、管理委員会は自動車展示の仕方を統一し、海外送金記録や貸借対照表の定期的な提出、税務当局への収支報告などを義務づける決定を行った。

ある自動車販売店の経営者は「自動車貿易はヤンゴンではすでに下火だ。店舗やショールームの土地を確保することはもはや簡単ではない。それに各販売店に割当てられる車の台数も、毎月減っているので、利益が確保できない」と語った。

こうした厳しい状況により、閉店する販売店が相次いでいる。

(Myanmar Times よりJMSA 抜粋翻訳)











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