アジアインフラ投資銀行 初の融資ミャンマーへ
中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、初めてとなる融資をミャンマーのプロジェクトに決定した。
融資先は、225メガワットのミンヤンガス火力発電所(ミャンマー)プロジェクトで、その額は 2000万米ドル(約20億5172万円)。同プロジェクトには、世界銀行の国際金融公社(IFC)、アジア開発銀行(ADB)も融資している。
本紙取材にたいし、IFCのミャンマー担当マネージャーは「IFCはAIIBと合わせ5800万米ドル(約59億4952万円)のシニアローン(通常の貸出金)を提供する」と述べた。
ADBの貸付け額は、4220万米ドル(約43億812万円)。ADB内部の専門家によると
このプロジェクトだけが国際標準入札方式で行われ、シンガポール上場企業のセンコープ(Sembcorp)が入札を獲得し、プロジェクトの80%を占める株式を所有している。
AIIBは2016年初め、ADB、世界銀行と共同出資プロジェクトの基本合意書を交わした。しかし、AIIBのジン・リーチュン頭取は本紙取材に対し、「AIIBは当初、ミャンマーで最も見込まれる産業分野は発電と輸送と考え、単独のプロジェクトも模索していた」と明かした。
(Myanmar Times よりJMSA翻訳)
東南アジアで初めての大型書店オープン
ヤンゴンの下町・チャイナタウンに2017年初め、大型の書店がオープンする。
ヤンゴンブックプラザは、ランマダウ地区のタンマーケット5階で、広さは100x200フィート(約1860㎡)。初期投資額は、およそ10万米ドル(約1025万円)。
同店を立ち上げるサンモンアウン氏は、2003年にミャンマーでWE出版社を立ち上げ、発禁処分となったミャンマー反体制文学や世界名作の翻訳本を出版していた。ミャイモンルウィンというペンネームで執筆もしていた作家だ。
同氏は「愛読家をターゲットにしたテナントとイベントスペースを備えたこの商業施設は、東南アジアでは初めての大型書店だ」と意気込む。近年書店経営は厳しさを増しているが、「書店経営者の為にも、本の市場を活気づけたい。そして、ヤンゴンの人々にもっと本の良さを知ってもらいたい」と希望を語る。テナント料も立地の割に相場より低めだ。
同ブックプラザには、著名なミャンマー人作家の記念館も計画されており、ほかに国内書店や世界的書店チェーンの特約店、書籍販売のスペース、古本の露店、事務所やコーヒーショップのスペースもある。
(Irrawaddy より JMSA抜粋翻訳)
ウェイブマネー ミャンマー初のモバイル金融サービス
ミャンマー中央銀行は、ミャンマー初となるモバイル金融サービスを認可した。ライセンスを取得したのは、ノルウェーのテレノール、ミャンマーのヨマ銀行、ファーストミャンマーインベストメント(FMI)3社によるモバイル電子マネーの合弁企業ウェイブマネー。
中央銀行は3月30日付でモバイル金融サービスに関する規制を定めた。ウェーブマネーは今後、非銀行系金融機関として、中央銀行の管理下におかれる。
ウェイブマネーの総投資額は1700万米ドル(約17億4355万円)。出資比率は、テレノール51%、FMI44%、ヨマ銀行5%。同社は設立後ミャンマー国内に、携帯電話での送金サービスが可能な「ウェイブショップ」を、4000店展開している。
(Irrawaddy よりJMSA 抜粋翻訳)
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