2018年6月20日水曜日

今日のミャンマーニュース!「野生動物保護へ、短編映画コンペを開催」「世銀融資で国立水資源委員会センターを建設」「日本の無償資金協力『金融市場インフラ整備計画』交換文書に署名」

野生動物保護へ、短編映画コンペを開催

6月13日、在ミャンマー・イギリス大使館は、野生動物の保護と不法取引撲滅を目指す啓発活動の一環として、メコン地域で短編映画コンペティションを開始した。

同コンペティションはラオスのルアンパブラン映画祭、世界自然保護基金(WWF)、世界野生動物保護協会と協力して行われ、メコン地域の国々(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)と、同地域に住む外国籍の映画製作者が応募できる。8月15日が締切で、優勝者には約55万円と、世界一周旅行などが贈られる。

イギリス大使館のデイビッド・ホール副代表は「ミャンマーには多種多様な野生動物がいる。その不法取引数は世界で3番目に多く、取引額は年間約2兆1000億円にのぼる」と述べた。

一方で、一般市民の間では野生動物保護と不法取引への注目が高まっているという。

5月、ミャンマー連邦議会は、生物の多様性と保護地域の保護に関する法律を承認し、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)で認定された野生生物の不法取引に対して、禁錮刑が課せられることになった。

WWFミャンマー代表のウィリアム氏は、「ミャンマーは隣国のタイやインド、ネパールで見られるような、観光客が野生動物を観察できる場所がひとつもない。違法取引の撲滅は経済開発に役立つ」と述べた。

(IrrawaddyよりJMSA抜粋・翻訳)

世銀融資で国立水資源委員会センターを建設

ミャンマーは、世界銀行から約11億円の融資を受け、ヤンゴンのマヤンゴン郡区に国立水資源委員会本部と水情報センターを建設する。

事業を応札した日本工営株式会社は、来年の事業開始に向けて設計を始めている。

水情報センターでは水害を科学的に分析し、イラワジ川周辺の開発計画を立てる。また、水関連専門家を育成する予定。

(MizzimaよりJMSA抜粋・翻訳)

日本の無償資金協力「金融市場インフラ整備計画」交換文書に署名

6月14日、首都ネピドーでセッアウン計画・財務副大臣と丸山市郎駐ミャンマー大使が会合し、日本の無償資金協力「金融市場インフラ整備計画」(供与額55.49億円)に関する交換文書の署名と書簡の交換が行われた。

この計画ではミャンマー中央銀行の電子決済システム機能を拡充し、市内の銀行システムと直接接続できるようにするなど、金融取引の増加と多様化を推進。結果、より効率的な金融取引の実施と、金融セクターの安定化が期待される。

ミャンマーは近年の経済発展により、資金の流れや投資が増加したため、ミャンマー政府は金融と通貨の安定を重要政策課題として挙げている。

同資金協力は、2016年11月に安倍晋三内閣総理大臣が表明した2016年度から5年間における官民合わせて8,000億円規模の貢献の一部。

(日本外務省報道発表よりJMSA抜粋)

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