2017年10月19日木曜日

今週の社長・コーコージー氏と会う(2017年10月15日)

日本ミャンマー支援機構株式会社の社長TUN AUNG KHIN(トゥンアウンキン)は、ある政治活動家を囲む集いに合流しました。


(当社社長TUN AUNG KHIN(左)とコーコージー氏(中央)、当社にいつも協力してくれるZAW MIN KHAING氏(右)、東京・お台場にて)

ミャンマーの民主化運動で中心的な活動家だった「88ジェネレーション・スチューデント」メンバーのコーコージー氏が日本財団の招きで来日し、在日ミャンマーコミュニティーの政治活動家らが歓待しました。

コーコージー氏は今年終わりまでに、新たな政党をミャンマーで立ち上げます。
彼はこれまで、共に活動してきた、これまた有名なミンコーナイン氏が政治活動を辞めたことや、前回選挙時に、現与党の国民民主連盟(NLD)幹部らとの関係性からか、88ジェネレーションメンバーがNLD入りできなかったという経緯がありました。

アウンサンスーチー氏に、万が一、何かあったとき、次に誰がミャンマーの政界をリードしていくのか。その政界レースのトラックに乗る可能性があるコーコージー氏は「ロヒンギャの問題については、市民権を与え、法の下で誰しも平等に扱う」とNHK WORLDのインタビューで解決策を示しました。

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NHK WORLDのニュースの終盤の記念撮影シーンで、チラッと社長がいます。


コーコージー氏の政党設立は、アウンサンスーチー氏以外の、別の有名な民主化活動家が行うという面で、「選挙においてNLD票を二分させるのではないか」という民主化勢力内での批判もあります。

しかし、彼はミャンマー人だけで行われたパーティーにおいて、スーチー氏への手腕に疑問を呈します。「現在のロヒンギャ問題で、『内務、国境、国防大臣の3ポストは軍に握られており、ロヒンギャ掃討作戦は軍と軍下の警察が行っているから解決できない』というが、スーチー氏は、そもそも軍関係3閣僚の任命権がないことについて、政権を取る前から分かっていたことではないか」と発言しています。

ミャンマーでは、日本ほど政局がクローズアップされません。まずは政治、それから政局を眺める雰囲気があります。というわけで、今後のミャンマーの「政治」の動きに、ますます目が離せません。

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