2016年12月21日水曜日

ミャンマーのニュース (2016年12月21日)

エビの孵化率、8年間で80%以上下落

2016年のエビの孵化率が、2008年と比べて80%以上下落したとミャンマーエビ協会が発表した。

サイクロン・ナルギスの到来後、ミャンマーのエビの孵化率が大幅に下落した。ミャンマーエビ協会ソーミン共同書記官によると、「以前は一孵化期間に500万匹のエビが孵化したが、いまは60万匹に減っている。生産率の下落は、職員給与やその他一般の運営コストが高いことのほか、インフラの未整備にも原因がある。孵化率を上げるために企業と専門家による話し合いが予定されている」。

加えて、病気による孵化率低下も考えられるため、ミャンマー漁業連合が解決に向けた努力を始めている。

現在、ミャンマーエビ協会には80会員が所属している。

(Global New Light of MyanmarよりJMSA抜粋・翻訳)


ウォーターヒヤシンス製品の開発へ訓練開始

ミャンマーで最も豊富で再生可能な資源、ウォーターヒヤシンスを利用した現地ビジネスは、今まで発展してこなかった。熟練労働者不足や低利益がその一因だ。ミャンマー森林業界は同資源に注目し、その活用と開発を目指した訓練が開始されている。

ウォーターヒヤシンスは籐や竹ほど耐久性はないが、長く弾力のある茎は、乾燥させると形を作りやすい特徴がある。家具や女性のファッション製品、ハンドバックやロープなどに加工できる。中国、タイ、ベトナム、フィリピンは、すでにウォーターヒヤシンス製品の輸出市場を持ち繁栄している。

同製品のミャンマー最大の生産者ウィントッ氏は「成長スピードが速いこの水生植物はミャンマー全土で豊富に見つかる。もし十分な技術と創造力を持った労働者がいれば、1年半以内に輸出を始めることができるだろう」と述べるとともに「観光地で製品が売れても、仲買人が利益のほとんどを得るために、低利益しかでない」とも語った。

2016年12月12日、ミャンマー森林製品商人連合(MFPMF)は、ウォーターヒヤシンスを使用して付加価値の高い製品を作る訓練コースを開始した。28人の訓練生が2週間にわたる訓練に参加した。今後、30セッションの訓練が予定されている。

MFPMFソーウィン事務局長によると、2016年7月、アウンサンスーチー国家顧問と面会した際、国家顧問は家具作りについて木材に代わる製品を探しており、特にウォーターヒヤシンスやゴム製品の市場を開発する必要があると語ったという。

それをうけて、MFPMFは製品の市場や技術を調査し、委員会を設立した。さらに、国内生産者の能力を高めるとともに輸出先を探している。同事務局長は「訓練コースが職業を提供する機会に結びつき、また木材の代替物を開発することが森林保全に役立つことを期待している」と述べた。

(Myanmar TimesよりJMSA抜粋・翻訳)

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