タイ南部 ミャンマー人移民が大量出国
タイで未登録の移民労働者に対する取締りが強化され、タイ南部では何千人ものミャンマー人移民労働者が、ミャンマーへ帰還している。
6月30日から7月3日の間に、ミャンマー南部テナセリム管区のモータウン国境検閲所を経て、ミャンマーに帰国した移民労働者の数は1000人を超える。ミャンマー南部のチャウトン港からも、同数の人々が国境を越えていると推測される。
ミョータン・ミャンマー移民担当官は、「6月30日から、毎日200人から250人の移民が国境検問所を通過している。国境から故郷に戻るお金のない人たちのために、臨時滞在キャンプが設営されている」と述べた。
タイには、200万~300万人のミャンマー人が住んでおり、ゴム・プランテーションや建設業、農業、漁業に従事するほか、家事労働者として働いている。
タイ警察は、新たに発効した厳格な労働者法に基づき、外国人移民や、移民を雇用する工場・労働現場の取締りを強化した。新しい外国人労働者規定では、不法労働者だけでなくその雇用主にも高い罰金が科せられる。その結果、過去2週間でミャンマー人だけでなく何万人ものカンボジア人やラオス人もタイを出国している。
タイ政府は、7月3日、労働者の流れを食い止めるために、雇用主や労働やが新法に対応するまで120日間の猶予期間を定めた。
一方で、タイのプラユット・チャンオチャ首相は、人身売買を防ぐ目的で、不法移民に対して強固な姿勢を取る必要があったことを示唆している。
(DVBよりJMSA抜粋・翻訳)
ラカイン州で人道支援団体職員が殺害される
ミャンマー政府は、国際人道支援団体のミャンマー人職員が、ミャンマー西部ラカイン州で、(政府が主張するところの)「テロリスト」に殺害された、と発表した。
殺害されたのは、フィリピンに本拠地を置く人道支援団体コミュニティ・ファミリーサービス・インターナショナル(CFSI)に所属する34歳の男性。同団体はラカイン州で子どもの保護と教育サービスを提供していた。
ラカイン州北部では、2016年10月以来、ミャンマー国軍とイスラム教徒の間で衝突が起こり、7万5000人以上のロヒンギャが国境を接する隣国バングラデシュへ避難している。国連の調査団は、ミャンマー国軍の兵士がラカイン州内で、人道に対する罪に値する罪を犯したと報告している。
政府によると、地元リーダーや政府と協力関係が疑われる市民が、イスラム教徒の一部勢力により殺害または誘拐される事件が、2016年10月から今までに60件あった。
ミャンマー政府は、国軍の兵士による犯罪疑惑を記した国連報告書を否定し、国連事実調査団へのビザ発給停止を決定している。
(MizzimaよりJMSA抜粋・翻訳)
モン州 新たなゴム工場開設へ
ミャンマー工業省とミャンマー東南部モン州のタトン郡が、同州に新しいゴム製造工場を開設する計画を進めていると、ミャワディデイリー紙が報じた。
タトン郡ゴム生産・製造者協会の年次総会が6月23日に開催され、「No21重工業タイヤ・ゴム工場建設」計画を話し合った。あわせて、ゴム農園の賃借や、高品質なゴム生産のための新しい製造方法の導入、肥料の効果的使用についても協議した。
ミャンマーは世界市場に向けて高品質なゴムの供給に力を入れている。現状では、小規模農家が伝統的な方法でゴムを生産している場合がほとんどだ。
タトン郡のゴム農園の面積は161平方キロメートルだが、中国やインド、韓国、日本に輸出するに値する品質のゴム生産ができる面積はその半分である。
(Global New Light of MyanmarよりJMSA抜粋・翻訳)
MMA総合格闘技ミドル級、ミャンマー人アウンランサン氏が世界チャンピオンに
ミャンマー、ヤンゴンのトゥワナスタジアムで開催されたMMA総合格闘技でミャンマー人アウンランサン氏がミドル級世界チャンピオンに輝いた。ヤンゴン市内には彼のポスターで溢れ、祝賀ムードとなった。
チャンピオン、アウンランサン氏はアメリカ人の配偶者がおり、アメリカでトレーニングを受けた。
(MIZZIMAほかより抜粋・翻訳)
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