2016年7月26日火曜日

ミャンマーのニュース(2016年7月26日)

「殉教者の日」 国民民主連盟 党中央執行委員会 声明発表
 
国民民主連盟(NLD)の党中央執行委員会は7月19日、69回目の「殉教者の日」にあたり、
政治的問題の暴力による解決を批判する声明を発表した。
 
1947年7月19日、独立運動を主導していたアウンサン将軍と閣僚ら8人が、対抗勢力によって暗殺された。ミャンマーはこの日を「殉教者の日」と定め、祝日としている。
 
NLDは声明で、ミャンマー独立運動を進めたアウンサン将軍らの信条や行動に触れ、「理想的な主導者ら」だったと賞賛し、さらに「彼ら殉教者の勇気はいたわりであり、無謀な勇気は、怒りと私心に基づくものだ」とするアウンサンスーチー氏の言葉を引用した。
 
また、69回目となる今回の祝賀は、50年以上を経て、選挙により誕生した民主政権のもとで迎えた初めての「殉教者の日」であること、21世紀のパンロン会議を通して、国家統一と和平を実現し、連邦制民主国家の構築に向けて、ともに歩んできたすべての少数民族の人々と祝うことができたことに特に触れている。
 
その上で、独立運動の殉教者らの夢であった連邦制民主主義に基づく平和な国家の構築と、彼らへの心からの感謝を呼びかけた。
 
(Mizzima よりJMSA抜粋翻訳)


ミャンマ保険 保険料率引き上げ
 
ミャンマ保険は、賠償責任保険の保険料率を8月から引き上げる。同時に補償範囲も広がる。 
 
ミャンマーでは、登録車両すべてに、道路輸送管理局(RTAD)が定めた賠償責任保険への加入が義務づけられている。運転者が事故などで、人や他車を傷つけた場合に、その賠償を補償するものだ。
 
現在、ミャンマ保険の基本補償範囲の年間保険料は、車種により、2000~1万ビルマチャット(約180~899円)だが、8月からは5000~1万5000チャット(約449円~1348円)に引き上げになる。
 
保険料は、エンジンパワーや車両重量で決まる。現在、乗用車は通常年間2000チャットで、トラックの保険料は8種類にわかれている。8月からは種類は小型・中型・大型の3種類だけになる。
 
同時に補償範囲も広がる。例えば死亡の場合、50万チャット(約4万4500円)から100万チャット(約8万9000円)に、怪我の場合、40万チャット(約3万5600円)から80万チャット(7万1200円)と倍になる。
 
RTADへの登録車数が500万台を超え、数十年にわたり市場を独占してきた国営保険企業であるミャンマ保険は、大幅な収入減に直面している。
 
2012年に、旧政権が国内企業に市場を開放し、参入した民間の保険業者は成長を見せているが、市場拡大は予想より遅れている。保険の種類や保険金額についての制限が足かせとなっている。
 
(Myanmar Times よりJMSA抜粋翻訳)

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