皮肉に聞こえるかもしれないが、ミャンマーが日を追うごとにシリアや南スーダンのようになりつつある昨今、ロシア外相が先週ネピドーを訪問し、非難の的となっているミャンマーの軍事政権に必要な道徳的、政治的支援を提供したのは、まさに適切なことだったと言える。
ネピドーで開催されたイベントに参加した外国の高官の中で最高位の人物であったロシアのアレクサンダーフォミン国防副大臣は、同イベントの2日後、ミャンマーを「信頼できる同盟国であり、戦略的パートナー」と語った。
ロシアがウクライナに侵攻したとき、同政権はクレムリンを支持し、報道官は「ロシアは依然として世界平和のための勢力の均衡を保つ役割を果たす強国である」と述べた。
現在でもロシアはミャンマー軍への主要な武器供給国の一国であり、2001年以降、少なくとも7,000人のミャンマー人の幹部候補に対して大学院での教育を提供している。
モスクワは、ミャンマーに戦闘機、ヘリコプター、防空システムを提供しており、ミャンマーの政権指導者が中国からよりもロシアからの軍需品を好んで使用するということは誰もが知る事実である。
しかし今日では、二国間の関係は軍事的なものだけに留まらず、モスクワは、ミャンマーとの外交、経済、貿易、そして安全保障関係に関して幅広い関係性を持つことを目指している。
同時期にカンボジアで開催されていた地域閣僚会議から締め出されてしまった孤立したミャンマーの指導者たちは、ラブロフ氏を満面の笑みで迎え、ミャンマーの軍事政権が強力な友人を得たことをアピールした。
(2022年8月8日:The IrrawaddyからJASAが要約・翻訳)
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