イスラム教徒難民キャンプで大規模火災
3月22日、バングラデシュのコックスバザール難民キャンプで大規模な火災が発生した。
このキャンプではミャンマーのイスラム教徒およそ100万人が過度に密集した状態で暮らしており、今回の火災で少なくとも15人が死亡、560人以上が負傷した。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、約5万人が住居を失い、子供150人を含む約400人の安否が確認できていない。
8時間かけて鎮火されたが、現時点で火災原因は明らかになっていない。
ノルウェー難民問題評議会(NRC)は生存者の証言から、キャンプを囲む有刺鉄線のフェンスが逃げ道を塞ぎ、被害状況を大きくしたと見ている。
バングラデシュ政府によると、フェンスは現在も建設中とはいえ、ほとんど完成に近く、6月までに竣工する予定だ。
NRCのヤン・エグランド事務局長はバングラデシュ政府に対し、「フェンスの建設計画を停止し、より安全で人道的な代替策を講じるよう求める」と述べた。
(2021年3月23日付けRadio Free Asia記事および同日付けMizzima記事より要約)
ミャンマー情勢、混迷
国軍記念日である3月27日の前日26日までに、国軍はこれまでに拘束したデモ参加者約3000人の内、1000人近くを釈放した。
軟化とみられる動きを見せる一方、インターネットだけでなく携帯電話のデータ通信も遮断するなど情報発信の制限を強化している。
記念日当日の27日には、国軍に反発する市民らが各地で抗議デモを実施し、この日だけで100人以上が死亡した。
(2021年3月25日・27日付けMizzima記事、2021年3月27日Irrawaddy記事より要約)
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