2020年10月1日木曜日

2020年9月29日【今日のミャンマーニュース】ミャンマーの琥珀から1億年前の精子発見(他1記事)

 ミャンマーの琥珀から1億年前の精子発見

 

この度、ミャンマーで、1億年前の琥珀に閉じ込められた甲殻類の雌の体内から、世界最古とみられる複数の精子が発見された。

 

中国科学院によると、これまでに確認されている最古の化石化した動物の精子は1700万年前のものとされ、大幅に記録を伸ばしたことになる。

 

916日に発行された学術論文誌「Royal Society's Proceedings」によると、この甲殻類は5億年前から生息している貝虫(カイムシ)で、現在も世界の海に広く分布している。 貝虫の化石自体は珍しいものではないが、軟組織まで残っていることは珍しい。

 

海洋生物が樹脂に取り込まれた理由は、白亜紀の当該地域における貝虫が沿岸域に生息していたためと推測され、また、この雌の貝虫は受精直後に樹脂に閉じ込められたと考えられる。

 

今回の発見がなお注目に値するのは、この精子が雄の成体よりかなり大きかったことである。最大のものは4.6倍もの大きさに上るという。専門家によると、身長170センチのヒトで例えると、約7.3メートルに相当する。これほど巨大な精子をつくるには膨大なエネルギーが必要となる。

 

2020916日付けMizzima記事より要約)

 

国軍反応:大量虐殺自白のミャンマー元国軍兵士ICCに移送

 

ミャンマーの元国軍兵士2人が、2017年にラカイン州で実施された軍事作戦において、国軍の組織的な虐殺があったことを告白し、国際刑事裁判所(ICC)へ移送されたとされる件について、国軍が取材に応じた。

 

この元兵士2人は、現在もラカイン州で国軍と対立を続ける反政府武装組織「アラカン軍(AA)」に拘束された後、7月に自白動画が撮影された。この映像を入手した国際的な人権団体「フォーティファイ・ライツ」が9月上旬に供述内容を公開している。

 

国軍のゾーミントゥン広報官は「ミャンマーの軍事および民間の法廷が機能している限り、自国兵士がICCで裁かれるのは我が国の司法に対する介入である。二人をミャンマーへ移送し、国軍へ引き渡すべき」と批判した。

 

また、同広報官は「国軍はラカイン州で起きたとされる暴力行為をめぐり、調査委員会を発足させた。政府公認の第三者委員会(ICOE)の提言に基づき、容疑者の軍法会議など説明責任の準備もしている」と述べた。その一方で、この2人の告白自体、AAの強制による偽証ではないかと、その信ぴょう性に疑問を呈している。

 

ICOEは「ラカイン州のイスラム教徒に対する軍事作戦は、意図的な大量虐殺ではなかった」との報告を公表しているが、「戦争犯罪、人権侵害、国内法の違反は存在した」と認めている。

 

フォーティファイ・ライツによると、元兵士2人は8月中旬にバングラデシュとの国境へ向かい、バングラデシュ当局に保護を求めた。その後、バングラデシュ当局がICC2人の存在を通知したとされる。

 

2020914日付けIrrawaddy記事より要約)

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