日本、ミャンマーに無償資金協力 28億円
日本政府は、ミャンマーに対して、総額28億2600万円の無償 資金協力の贈与契約を締結した。
以下の4件、内務省の設備調達、マンダレー市の浄水施設整備、 ヤンゴン河での航路標識および気象観測所整備、 若手行政官の日本大学院留学支援が支援対象となる。
(2020年7月3日付けおよび6日付けMizzima記事より 要約/JICAサイト参照)
新型コロナ:仏教聖地バガンで盗難被害
古都バガンも新型コロナウイルスの影響を受けている。
昨年、ユネスコの世界遺産に登録されたバガンは、寺院、仏塔、 壁画など歴史的遺物が3500件を超える仏教聖地だ。2019年 は、4月の旧正月までに50万人もの観光客がバガンを訪れたが、 コロナの影響で今年はわずか13万人にとどまった。
観光客が来なくなったことで、6月初旬、12の寺院で、 仏舎利や貨幣、翡翠の宝石などが盗まれる被害が相次いだ。
こうした状況を受け、現在では毎日、100人近い警官隊が昼夜を 問わず、50キロ平米のバガンの地を巡回し、 略奪者の捜索にあたっている。
マンダレー管区の地方警察第35大隊も地元の治安当局に加わり、 ジープやバイク、徒歩などで警備をしている。
有名な寺院では警備強化が功を奏しており、 警察幹部のセインウィン氏は「治安を掌握している」と成果を強調した。
一方で、 コロナ感染防止対策としてマスク着用で警備に当たる警官は匿名を 条件に、「対象範囲は広く、毒蛇も多いから大変だ」と述べた。
地元の遺跡管理当局の幹部、ミンタン氏によると、略奪者は仏塔の壁をよじ登り、 天井から中に侵入するという。
同氏は「観光客が多い頃は略奪被害はなかった。 このような事態はここ数十年で初めて」と述べ、「 観光が打撃を受けたからといって、 地元の人が聖地を汚すとは考えられない。 外部の人間によるものではないか」と推測した。
土産店の女性は、遺跡が荒らされることに胸を痛めつつも「 略奪者には必ず天罰が下る」と述べた。
(2020年7月7日付けMizzima記事より要約)
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