10月10日
「人々のより良い未来のために改革を続ける」スーチー国家顧問、東京で基調講演
10月8日に明治記念館で開催された「ミャンマー・投資カンファレンス~日緬の連携強化に向けて~」でミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問が基調講演を行った。
スーチー氏は、ミャンマー国内の社会・経済・政治課題の改革に取り組んでいる最中であることを強調。「人々のより良い未来のために改革を続ける」として、彼女がリーダーを務める国民民主連盟(NLD)が政権与党となってから、人口一人当たりの所得が増えたことや、貧困率が40%台から30%台に低下したこと、国連が定める後発開発途上国を脱する準備ができたことなどの成果を述べた。
さらに、2018年8月に計画・財務省が策定した「Myanmar Sustainable Development Plan
(2018 – 2030)」を紹介し、持続可能な開発計画のもとに、国家課題の優先順位を決めて解決に望む決意を示した。このMSDPロードマップでは、第一の課題として「平和と国民和解、安全保障」、第二に「経済の安定、マクロ経済の運営」、第三に「雇用創出、プライベートセクターが導く成長」、第四に「医療・教育など人的、社会的発展」、第五に「後世のための天然資源の適正管理」を解決課題として挙げている。
日本の対ミャンマー投資に関しては、「両国間の投資協定に基づき、日本の投資家が活動しやすい環境を整えていきたいと思っている。(地球)環境や社会ガバナンス、労働者の環境を意識した責任ある投資をお願いしたい」と述べ、あたらな投資を歓迎する意向を表した。
(深山 沙衣子)
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