2016年11月14日月曜日

ミャンマーのニュース(2016年11月14日)

トランプ氏へ祝福の手紙 

アウンサンスーチー国家顧問は、11月9日水曜日、アメリカ合衆国次期大統領に選出された
ドナルド・トランプ氏へ祝福の手紙を送った。

その手紙のなかで、国家顧問は、「ミャンマーの人々は、アメリカ合衆国とこれまでに築いてきた、
相互に恩恵があり、かつダイナミックな関係に満足しています。
現在の友情、協力、パートナー関係を今後も維持し、より堅固なものとするために、
ともに努力することを楽しみにしています。」と述べた。

(Radio Free AsiaよりJMSA抜粋・翻訳)


地域最大の通信産業イベント 注目はミャンマーのデータ通信需要

東南アジア地域最大の通信産業イベント「コミュニキャスト・ミャンマー2016」が、
2016年12月、ヤンゴンで開催される。イベントの最大の目的は、
ミャンマーのデータ・サービスに関わる企業間の連携強化、そして通信インフラ整備を通して、
保健医療・教育などの新興産業分野を育成するネットワークの構築だ。

ミャンマーでのデータ通信需要は高まる一方だ。新データ通信とファイバー網構築には、
衛星技術が活用される。同技術は通信の拡大を後押しし、地形的要因で携帯電話が使え
ない場所でのデータ通信普及率を上げることが期待されている。

これら新たなデータ通信の構築はミャンマーにとって重要だ。政府は、通信の整備を
通して新しい産業分野である放送業界、金融サービス、小売り事業、旅行業の育成を
目指しているからだ。政府はまた、保健医療や教育分野に出現しつつある新しい市場
への企業アクセス創出も視野にいれている。

今年で3度目になる同国際的イベントには、ミャンマー国内企業からデータ・サービス・
プロバイダーのKBZゲートウェイ社と、クラウドコンピューティング企業のミン(Myint)社
が出展する。また、インド、ベトナム、シンガポールから、通信大手のMPT インターナショナル・
パビリオンズ社が参加し、各国の通信サービス事業を展示するほか、ミャンマーに
その技術がどう適用できるのかを検討する。

MPT-KSBM合弁会社のカワセコウイチ商務局長は、コミュニキャストを通信産業・企業間
をつなぐ絶好の機会ととらえている。MPT社は、同イベントでビジネス対ビジネスを考慮した
ビジネス向けの展示を行い、それぞれの顧客に合った多種多様な解決方法を提案していくという。

「コミュニキャスト・ミャンマー2016」は、ノボテル・ヤンゴン・マックスにて、
12月6日火曜日から8日木曜日まで開催される。それに関連して、
ミャンマー・サテライト(衛星)・フォーラムが12月7日に開催される予定だ。


車両輸入に関するCIF価格 今月にも公表か

商業省は、車両輸入に関する新しい運賃・保険料込み条件(Cost Insurance Freight:CIF※)価格
を、近いうちに公表すると発表した。車両輸入業界は声明を慎重に受け取りつつも歓迎を表明した。

しかし、この発表に対し懐疑的な声も上がっている。政府は、2011年に車両輸入を許可して以来、
CIF比率を毎年11月に公表してきた。だが、2015年は公表が2016年2月まで延期され、
車両販売センターや輸入業者に懸念が広がった。

ウン・ヤン・カ車両販売センターのミンミンマウン所長は、「税関局がいつCIF価格を発表するのか
わからないが、毎年設定されるその価格は、全ての車両販売センターに共通の統一価格であるべきだ。
そうでないと同じ車種が異なる値段で販売されることになり、汚職の原因となりうる。
統一価格であれば、車両販売センターは価格に納得できる」

昨年のCIF価格公表の遅延は、車両の輸入を鈍らせ、その結果、車両販売センターが苦境に立たされた。
政府が新車種の輸入規制を厳しくしたことも、市場を鈍化させる一因となっていた。

※Cost Insurance Freight(CIF)とは、輸入港に貨物が到着するまでの保険料・運賃を輸出者が
負担する貿易の仕組み。


★その他ミャンマーニュースはこちら

0 件のコメント:

コメントを投稿