2015年11月13日金曜日

国民民主連盟(NLD)の勝利確実

国民民主連盟(NLD)の勝利確実

 首都ネピドーの選挙管理委員会(UEC)は11月12日昼現在の結果として、国民民主連盟(NLD)の総選挙での勝利を報じた。

NLDは、議会における絶対多数の確保に必要な165議席を上まわる196議席を下院で獲得。上院では168議席中77議席を得た。上院で優位となる、のこり8人の結果を待つのみだ。

UECの最新公表結果では、上院でNLDがさらに18議席獲得し優勢が確実となった。上下両院の各25パーセントは軍人枠として確保されているため、今や人々の関心は、NLDが目標としていた、連邦議会全体で絶対多数獲得に必要な67パーセントの議席数に届くか否かに集まっている。

(Democratic Voice of BurmaよりJMSA翻訳)


勝利目前 スーチー氏国軍に会談呼びかけ

アウンサンスーチー氏は、党首を務める国民民主連盟(ULD)の地滑り的勝利が目前となった11日、テインセイン大統領と国軍幹部との和解に向けた会談を呼びかけた。

選挙管理委員会によるNLD勝利の正式な発表はまだ無いが、半世紀近く軍事政権が続いたミャンマーにおけるパワーバランスは間違いなく変化する。しかし、スーチー氏の支持者は、大敗結果を受けて軍がどう対応するか懸念を払拭できずにいる。1990年の選挙でNLDが圧勝したにもかかわらず、軍がそれを黙殺する事態を経験したからだ。

スーチー氏は、テインセイン大統領、ミンアウンフライン司令官および下院議長シュエマン氏に宛てた文書のなかで「この選挙で国民の意志は示された」と述べ、「来週(11月第3 週)、和解に向け話し合いたい」と希望を伝えた。

USDP内での影響力は弱まったものの、大統領候補と目されていたシュエマン下院議長は落選。テインセイン大統領は、選挙結果を尊重すると述べた。イエトゥ情報相は11日、「大統領はスーチー氏の呼びかけに応じ、正式な選挙結果が出たのち会談を開く予定だ」と公式フェイスブックで伝えた。

スーチー氏がこのタイミングで会談を申し入れた背景には、軍との政争を終わらせ、建設的関係構築を進めたい考えがある。同氏は「民主的な政府は、軍による過去の不当な支配に対し制裁を加えるようなことはしない」と語った。

(MizzimaよりJMSA抜粋翻訳)

0 件のコメント:

コメントを投稿