ミャンマー大統領、ラカイン州で追加選挙の実施に意欲
先月11月8日、ミャンマーで総選挙が実施されたが、ラカイン州の北部地域は治安上に問題があるとして投票が見送られた。
しかし選挙以降、ミャンマー国軍と反政府武装組織「アラカン軍」の間に衝突はなく、情勢は5週間ほど継続して安定している。
アラカン軍は投票中止措置を、選挙権のはく奪かつ住民の声を代弁する議員擁立の阻止であると非難し、追加選挙の実施を強く求めてきた。
国軍も投票が中止された地域での選挙実施を求めており、双方は非公式の合意の上で停戦を継続している。
こうした状況を受け、ウィンミン大統領は12月14日、第46回ラカイン州の日(Rakhine State Day)に合わせ、当該地域で公正で自由な追加選挙が実施できるよう関係各位に協力を求める声明を発表した。
(2020年12月15日付けRadio Free Asia記事要約)
与党NLD、少数民族政党との協議へ:交渉団に幹部選出
与党NLD(国民民主連盟)は、国内和平の実現を目的に少数民族政党との協議を行う予定だ。
NLDは11月12日、連邦制の樹立に向けた「Union Affairs for the Future of Myanmar」と題する書簡を48の少数民族政党に送った。少数民族政党との協議で相互理解を深め、各政党の要望を考慮した民主国家の形成を目指すとしている。
NLDは少数民族政党との交渉団に、マグウェー管区首相のアウンモーニョ氏、カレン州首相のナンキントウェミン氏、下院のIn Htone Khar Naw Sam氏の3人を選出した。
(2020年12月15日付けMizzima記事要約)
中国、ミャンマーとの国境に防護フェンス
中国は現在、ミャンマーと国境を隔てる南西部雲南省に、密入国防止を目的とした防護フェンスを建設している。
防護フェンスは有刺鉄線付きで、高さは約2メートル~3メートルくらい、長さは約2100キロに渡る。
中国は、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的としているが、中国政府の反体制派の逃亡を阻止する目的もあると見られている。
(2020年12月16日付けMizzima記事要約)
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