イスラム教徒難民の移送開始
ミャンマー国軍の掃討作戦により、隣国バングラデシュへ逃れたミャンマーのイスラム教徒は100万人近くにのぼる。
帰還問題が長期化する中、難民キャンプの収容も限界に近づき、バングラデシュ政府は難民1600人をベンガル湾沖の島、バシャン・チョールへ移送した。最終的には10万人を移送する予定だ。
今回の移送は、強制的なものであったとの見方があり、アメリカと国連は「移送は、難民の自発的な意思のもとに行われるべき」と懸念を表明した。
バングラデシュのAKアブドゥル・モメン外相は、こうした批判を「真っ赤な嘘」と非難したほか、同島の設備は難民キャンプより整備されていると主張した。
アメリカは、バシャン・チョールがサイクロンの通り道で水害の危険性が高いと指摘し、同島が生活の場として安全か徹底的な調査をするようバングラデシュ政府に求めた。
アメリカはバングラデシュの難民対策に、2017年より9億6200万ドル(約1000億円)の資金援助をしている。
(2020年12月11日付けMizzima記事より要約)
ミャンマー国鉄、三菱商事に新型車両発注
三菱商事は12月8日、ミャンマー国鉄から鉄道の新型車両を受注したと発表した。
具体的には、ヤンゴン環状線向け新型車両66両と、ヤンゴン−マンダレー幹線鉄道向け新型車両180両の二つのプロジェクトで、総額は約690億円にのぼる。日本とミャンマーの両政府の間で締結された円借款契約が活用される。
※ヤンゴン・マンダレー鉄道整備事業:ヤンゴン・マンダレー間の既存路線の老朽化した設備を改修・近代化する円借款事業
(2020年12月9日付けMizzima記事より要約)
0 件のコメント:
コメントを投稿