ミャンマー輸出額増加、121億ドル
新型コロナウイルスの影響でミャンマー経済も打撃を受けているが、2019年10月1日から2020年6月5日までの輸出額は前年の116億ドルから5億300万ドル増の121億ドル(約1兆2932億円:2020年6月20日付けレート)に増加した。
分野別で見ると、農産物、水産業、鉱物関連の輸出額は増加した一方、畜産物、林産物、工業製品は減少した。
(2020年6月16日付けMizzima記事より要約)
スーチー国家主席、75歳の誕生日を祝うオンライン展示会
アウンサンスーチー国家主席が6月19日に75歳の誕生日を迎えたことを記念して、ミャンマーで初のオンライン・アート展示会が開催されている。
もともとは6月19日から23日までヤンゴンの国立美術館で開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として美術館での開催が取りやめられ、代わりに国内初のオンライン展示会が開催される運びとなった。
女性アーティスト75人が様々な技法で描いたスーチー主席の肖像画が国立美術館のFacebook(https://www.facebook.com/nationalmuseumyangon/)やHP(https://www.nationalmuseumyangon.gov.mm/.)で公開されている。
(2020年6月20日付けGlobal New light of Myanmar記事より要約)
ラカイン州:政府軍、拘束者に強制労働強要か
政府軍は3月中旬、ラカイン州で軍事作戦を展開した。その際、同州チャウトー地区で、反政府武装組織「アラカン軍(AA)」と関係があるとして住民18人を拘束している。
親族は6月15日、18人の釈放を求める会見を開いた。
地元行政官の妻は、息子が政府軍に拘束された後、軍の野営地が見えるところまで接近し、その際に政府軍に強制労働を強いられている者たちを目撃したと語った。
彼女は「(聴覚と発話障害を持つ自分の)息子をこの目で確認した。拘束された村の住民10人くらいと一緒に穴を掘ったり、肩に荷物を載せて運んでいる姿を見た」と述べた。
夫が拘束された女性は、夫を心配すると同時に、自身に職が無いため生計が立てられない不安を述べた。
14歳の息子が拘束された女性は、警察や教育当局に相談したが、「相手が相手だけに力になれない」「拘束された人たちが移送される日が決まれば、それを伝えることはできる」という対応で、協力を得ることは出来なかったと述べた。
彼女たちは当局に対し、ラカイン州に不当な扱いをすることはやめて欲しいと訴えた。
15日時点で、政府軍から拘束された18人に関する発表はない。
(2020年6月15日付けRadio Free Asia記事より要約)