ミャンマー新大統領、所信表明演説で民主主義と人権尊重を約束
3月28日にミャンマー大統領に選出されたウィンミン氏(67歳)は、3月30日の国会で所信表明演説をし、「国民が長く切望してきた民主主義と人権尊重を実現し、社会を変革していく。今までの教訓を活かして、公平な姿勢で全力を尽くす」と決意を述べた。さらに、現政権が掲げる指標に則り、汚職、麻薬取引の撲滅、不法接収地への補償、人権尊重、農業従事者・労働者・学生の生活向上を目指すとともに司法制度の改革を行うと約束した。
演説では「民主主義への移管を成功させるには、すべての政党が変革に向けて心を開く必要がある」と強調。「省庁が厳しく監視されると変革を進めづらくなる」とし、「前政権で任命された役人のなかには、前政権に忠誠を誓い、現政権の進める変革を実行しない人がいる」ことに言及した。
また、ミャンマーは国内と海外両方で難局に直面しており「すべてを一挙に解決することはできない。優先順位をつけて取り組む」と表明した。
(Irrawaddy、イレブンミャンマーよりJMSA抜粋・翻訳)
ミャンマー初、ドゥカティ製バイクのショールームがマンダレーに開店
ヨマ・ストラテジック・ホールディングスの子会社SGGモーター・サービス社は、マンダレーにミャンマー初となるイタリアのドゥカティ製バイクのショールーム兼サービス拠点を開設したと発表した。国内唯一のドゥカティ社認定・完全装備のサービス拠点となる。SGGモーターサービス社はドゥカティの公式販売会社で、2017年2月から輸入と販売を手掛けてきた。新たな施設の開店で、ドゥカティのバイク全種がミャンマーで入手できるようになった。
今後、同社認定のバイク運転学校をミャンマーに開校する計画。国際的水準に沿ったハンドル操作や乗り方、車体維持方法を勉強できる。
(MizzimaよりJMSA抜粋・翻訳)
アウンサンスーチー氏、「経済指標は国家の発展を映す鏡ではない」
アウンサンスーチー国家顧問は、30日に就任2年目の演説をし、「経済指標は国家の発展を完全に映しだすものではなく、経済指標から正しい認識を得るのは難しい」と述べた。「経済指標は、国家の発展を正確に映しだす指標ではない。その計算方法は各機関により異なっており、そこから正解を導くのは難しい」とし、「大切なのは、これらの指標がどの程度人々の実際の生活や社会経済に影響を与えているかだ」と語った。
さらに「昨年度のミャンマーのコメ輸出量は、独立後の最多量を記録した。ここで注目すべきは、この発展が、米の生産者や小作農民にどの程度影響したかである。政策決定は、事実と数値を分析してから始める」と例を挙げて説明した。
そして「今後の政策目標をミャンマーの新年(4月)に発表する」と発表。「目標のなかには、国民の生活水準向上が含まれている」と述べた。
ラカイン州のイスラム教徒問題については、国際的非難の高まりを「チャレンジ」とし、「世界はラカイン問題に注目しているが、我々は平和的に国を発展させていく必要がある。国際社会の見方も尊重しなければならない」と少しだけ触れた。
(DVBよりJMSA抜粋・翻訳)
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