スーチー政権 経済政策発表
国民民主連盟(NLD)政権は7月29日、財界から待望されていた経済政策方針を発表した。
計画・財務省発表のこの文書では、透明性のある財政システム構築促進や、新たな事業の取り込みなど、12の政策方針の概略が示されている。しかし、わずか3ページの文書で、関係者からは極めて重要な財政指針など具体策に欠けると厳しく指摘されている。
発表のあった会合に、メディア関係者は立ち入れなかった。経済界からは、経済への政府の取り組み姿勢に疑問の声が上がっている。
マウンマウンウィン計画・財務省副大臣はロイターに対し「政策方針を示すこの文書は概要であって、経済の特定分野に関する詳細な計画は、追って発表する」と述べ、いつかは明言を避けた。
NLDの外国人アドバイザー、ショーン・ターネル氏は数日前「新政府は多くの課題を抱えている。新たな経済政策の取りまとめは現在進められているので、待っていて欲しい」とミャンマーの人々に呼びかけていた。
同氏はロイターの取材に対し、「発表は、12の政策目標を掲げ多岐にわたるものだ。関税の簡素化、債権市場の開設、国営銀行改革なども含まれる。経済を管理するという意味で、この政策は非常に専門性が高く、リベラルで、そして賢明なものだ」と答えた。
経済面での公約では、農業、産業、およびインフラ整備の支援をうたっている。
(Mizzima よりJMSA抜粋翻訳)
ヤンゴンの公共交通機関 E-チケット化へ
ミャンマーのインテグレイテッド・スマート・ソリューションズ(ISS)は、シンガポールを拠点とする陸上輸送の管理運営企業と提携し、ヤンゴンの公共交通システムに電子チケットサービスを導入する。
7月31日、ISSとMSIグローバル(ランド・トランスポート・オーソリティー・オブ・シンガポールの子会社)の提携調印式が開かれ、ヤンゴンのバスで開始する、電子チケットシステム(e-ticketing system)「anypay」が紹介された。
「anypay」は、プリペイドカードシステムと、ヤンゴンのバス利用者のためのQRコードを備えた携帯電話アプリを提供する。
ISSのチョーゼヤ経営最高責任者は「このシステムは現金を必要とせず、利用者の電子財布として機能するもの。いずれ、高速輸送バス会社(BRT)すべてに同種のサービスを広げたい」と意気込む。
「anypay」のプリペイドカード発券機は現在、ヤンゴン・バス・パブリック社(YBPC)が運行するバスに設置されている。
ISSは、システムの試験運用を10月に開始し、2017年1月までに正式運用に移行する。
(IrrawaddyよりJMSA抜粋翻訳)
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