ミャンマー中央銀行 過去8カ月の間に約2億9500万米ドルを売却
ミャンマー中央銀行(CBM)は今年の2月から9月にかけて、2億9480万米ドルを売却していたことを発表した。
10月18日には5000万ドルを、22日と26日にはそれぞれ3000万ドルを売る為替介入を実施し、過去8カ月で最大となる計1億1000万ドルの売却記録を打ち立てた。その結果、10月下旬には対ドル為替レートが2000チャットを下回るほどに下落した。
9月末には、対ドル為替レートは過去最大となる3000チャットを記録したため、CBMは6300万ドルを9月に売却した。
国内通貨を防衛し、為替レートの変動を抑える試みとして、CBMは今年の2月3日に680万ドル売却の介入を実施し、4月には1200万ドル、5月は2400万ドル、6月は1200万ドル、7月は3900万ドル、8月は2800万ドルの介入をそれぞれ行ってきた。
CBMは保有している米ドルを公認の民間銀行に売却しているという。
一連の為替介入政策は、自国通貨の価値を維持するものであり、価格を維持することはCBMの責務でもある。
最近の政治的混乱や新型コロナウイルスの感染拡大は為替市場に大きな影響を与えていると言える。市場のある担当者は「このような困難な情勢においては、人々はチャットではなくハード通貨(米ドル・日本円・ユーロなど)を保有する傾向が強まる」と述べた。
対ドルレートは今年1月には1327~1345チャットを記録していたが、2月から下落の一途を辿り、9月には一時最低となる3200チャットをつけ、10月は1830~2430チャットとなった。
(2021年11月1日付け The Global New Light of Myanamar記事より要約)
ミャンマー国軍総司令官がヤンゴンの自動車組み立て工場を視察
ミャンマー国軍のトップで、国家行政評議会議長のミンアウンフライン国軍総司令官は、10月31日午後にヤンゴンのマヤンゴン郡区に位置する工場を視察し、「高品質の自動車を国内各地に行き届かせなければならない」と語った。
工場の管理者らはミンアウンフライン氏に対して、製造の歴史や加工工程、自動車や部品の製造などについて説明を行った。
ミンアウンフライン氏は、「石油輸送車、水タンカー、ゴミ収集車、消防車などをはじめとする質の高い自動車を多く製造し、それを国軍のためだけではなく、消火活動など地方行政のためにも活用しなければならない。高品質の自動車は地方に行き届くようにすべきだ。また、世界基準を満たすような高品質自動車製造のために研究開発をさらに行うべきである。」と述べた。
最新機器を用いた自動車の製造過程を視察した同氏が、工場の従業員に対して現金の賞与を与える場面もあった。
当該工場は2000ガロンや2200ガロンの石油輸送車や消防車、タンカーなどに加えて、ボルトやナットなど自動車製造に欠かせない部品も生産している。
(2021年11月1日付け The Global New Light of Myanamar記事より要約)
自宅待機令が44の郡区で解除へ
ミャンマー保健省は、国内での新型コロナ感染者数が減少していることを受け、10月27日(水)に44地区での自宅待機命令を解除すると発表した。
自宅待機令の解除は、首都ヤンゴンの20地区とその他の24地区(マンダレー、バゴー、ザガイン、マグウェ、エヤワディ、チン州、モン州)で行われる。
同省の発表によると、水曜日の国内感染者数は1003人となり、累計感染者数は49万6901人に上る。
(2021年10月28日付け Mizzima記事より要約)
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