ミンアウンフライン上級大将によるカチン州記念日75周年(ダイヤモンドジュビリー)記念式典でのメッセージ
カチン州の民族同胞に敬意を表し、本日1月10日は、カチン州に住む民族同胞にとって縁起の良いカチン州記念日 (ダイアモンドジュビリー) です。この重要な日に私は、この連邦に住む全てのカチン族と共に、連邦出身の民族の全国民の幸福、身体的および精神的な幸福を祈ると共に、心より温かいご挨拶を申し上げたいと思います。ミャンマーでは昔から全ての民族が一緒に暮らしており、厚い絆を持ち、未来を共有してきました。
国家と国民の社会経済的生活の発展を確保するための主権と独立を守るため、全民族が一致団結していた時代では、我が国は繁栄をしていました。しかし結束があらゆる面で弱体化し崩壊した際には、我が国はとてつもなく強力なイギリス植民地主義者の植民地支配下に入り、主権と独立を失ってしまいました。
とはいえ、植民地支配を受け入れたくない民族をはじめとするミャンマー各地の人々は、植民地主義者との戦いの中で、愛国精神を掲げ、命を犠牲にし、主権を掌握することができました。最近、盛大に行われた75周年 (ダイヤモンドジュビリー) の独立記念日では、全民族の団結の結果を示すことができました。私は民族の全国民に対して、独立と主権を守り続けることを求めていきたいと考えております。
ミャンマーが再び独立を果たした1948年1月10日、第1回カチン州議会は、カチン州政府の樹立を称える意味を込めて、1月10日を 「カチン州記念日」 と定めました。それ以来、カチン州の記念日は毎年開催されており、今日の祝典はダイヤモンドジュビリーと同じく75年となります。
カチン州は、メイカー川とマリカー川が合流するミャンマーの大動脈であるエーヤワディー川の源流を有しており、金、ヒスイ、琥珀などの貴重な宝石や鉱物、そして美しく過ごしやすい自然環境に恵まれています。一年中雪を頂く山々の風光明媚な美しさとミーツォネ(川の合流点)の心地よい風景は、この州でも最も美しいパノラマのような風景として有名です。
カチン族の服装、伝統舞踊、そして文学的な文化的習慣は有名で、これらの民族遺産は外国人の間でも注目を浴びています。伝統的な衣装を着た参加者が一緒に踊るマナウ舞踊は、カチン族の象徴する文化でもあります。
平和で繁栄し、近代化を目指し発展する新たな民主主義国家を建設するためには、国内に住む全民族の人々への配慮と合理性、高い知性、そして真の善意を持つことが非常に重要と考えております。我々は皆、国家全体と国民全体のために全てを考え、自分の立ち位置が正しいか間違っているかを客観的に見直さなければなりません。同様に私は、国家の将来を担う若者たちが幅広い知識を持ち、愛国心を培い、人材育成が行えるよう、全ての人に強く求めたいと思います。
(2022年1月10日:THE GLOBAL NEW LIGHT OF NYANMAR記事をJMSAが要約・翻訳)
ミャンマー軍事政権、7,000人以上の囚人を恩赦
ミャンマーの軍事政権は一部の政治犯を含む7,012人の受刑者に対し、水曜日の独立記念日に恩赦を与え、釈放を命じた。RFAが入手した軍事政権のニュースリリースによると、国内の刑務所や警察署に収容されていた被拘禁者は、刑法第401条に従って減刑された。
水曜日は英国の植民地支配が終わってから75周年にあたり、軍事政権はヤンゴン、マンダレー、首都ネピドーでこの出来事を記念する盛大な式典を開催した。
ある匿名の弁護士はRFAのインタビューで、一部の政治犯は既に水曜日の早朝には自宅に戻っており、他の政治犯の家族はまだ刑務所の外で待っていると取材に応じてくれた。
国民民主連盟主導の政府の宗教大臣トゥラアウンコ氏は火曜日の夜、ヤンゴンのインセイン刑務所から釈放された。
国民民主連盟は2020年の選挙で圧勝したが、NLD主導の政府は2021年2月のクーデターで倒された。軍事政権は、合計33年の禁固刑を宣告され失脚したアウンサンスーチー氏や12年の禁固刑に直面しているウィンミン大統領と共に多くの党員を逮捕している。
しかしスーチー氏やウィンミイン氏は、今回の恩赦の対象とはなっていない。
(2022年1月4日:rfa記事をJMSAが要約・翻訳)