2020年4月23日
ラカイン州:政府軍とアラカン軍、戦闘激化
ラカイン州を拠点とする反政府武装組織「アラカン軍(AA)」と政府軍との間では、これまでも断続的に戦闘が発生してきた。
2月下旬より戦闘激化の様相を呈しており、ラカイン州などで民間人70人以上が死亡している。
ラカイン州と隣接するチン州Nanchaungwa村の住民によると、4月14日午前8時から10時にかけて、村にまで銃撃音が聞こえ、その後、政府軍の戦闘機が砲撃したという。
この空爆により、家の中で避難していた住民にも犠牲者が出た。地元住民の話によると、民家9軒が焼け落ち、8人が負傷、3歳の子どもを含む7人が死亡した。
AAも、チン州パラワ南約1キロ地点で、 4月14日午前7時40分頃に政府軍と40分間にわたり交戦したことを明らかにした。
AA広報官は「カラダン川にかかるパラワ橋を警備していた複数の政府軍兵士も戦闘中に死亡した。その後、政府軍は、戦闘地域と非戦闘地域の両方に空爆を行った」と述べた。
政府軍の広報官も戦闘と空爆については認めたが、「市民の死傷者については未確認」と述べた。
現地の様子を伝えようとする住民もいるが、現在、ラカイン州及びパラワ含む周辺地域は、政府が「治安対策」としてインターネット接続を遮断しているため、遠隔でのやり取りは難しい。
(2020年4月8日付けRadio Free Asia記事よりJMSAが要約)
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