2012年10月12日金曜日

「ミャンマーはブーム」という世論醸成について

最近、「ミャンマーはブーム」らしい。こう言われることが、多々ございます。
当社に対して「もうかってるでしょ? 事業内容はどうなの? お客さんたくさん来てる?」
とお尋ねになる方々も多くいらっしゃいます。

しかし、実際に日本とミャンマー間で商業取引を試みている身からすると、
「ブームなら、もっとバンバン商業取引が行われてもいい」
「ブームなら、もっと日本人がたくさんミャンマーに来ているだろう」
と思ってしまうのです。

おそらく、かつてベトナムが勃興した際の日本企業の進出や
日本人観光客の賑わいと比較して、そのブームの小ささを思わずにいられないからでしょう。

「ミャンマーはブーム」とは、経済団体が先導になり、日本政府が醸成しているプロパガンダです。
実際にブームかというと、「ミャンマー国政府や日本政府と仲良く付き合う大企業限定で、
今後ブームになるかもね。というかなんとしてでもブームにして、日本経済を立て直そうぞ!!」
というのが、この「ブーム」の本質です。マスコミの情報操作による、経済立て直し大作戦の1つです。

とはいえ、日本・ミャンマー両国にとって、このプロパガンダは悪くない。
日本の大企業がミャンマーに参入すれば、その後に日本の民間中小企業がミャンマー
へ進出する可能性は高くなるわけです。日本人の雇用創出や経済効果に一定の好影響が出る可能性はありますし、何より現地のミャンマー人に雇用の機会を作るチャンスです。

今言われている、肩透かし的な「ブーム」が、本当のブームとなり、ミャンマーの民主化を促し、多くの日本人と良心的なミャンマー人に雇用を与えることとなるよう、願ってやみません。


もちろん、当社はそうしたブームを作る一旋風でありたいと思っております。

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